南ア深南部前衛 森山(717.9m) 2016年10月16日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 15:16 巡視路入口−−15:49 最高点(と思われる場所)−−15:50 三角点−−16:07 巡視路入口

場所長野県飯田市(旧南信濃村)
年月日2016年10月16日 日帰り
天候
山行種類ちょっとだけ藪山
交通手段マイカー
駐車場巡視路入口付近に駐車余地あり
登山道の有無送電線巡視路ありだが上部は道が薄い
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント登山道は無いが山の東側の530m鞍部に巡視路入口あり。標高670m以上は道はあやふやになってしまうのでテープを頼るか適当に登る。最高点と思われる場所は三角点より西側で樹林の中




巡視路入口南側の駐車余地 送電線巡視路入口

送電鉄塔は3本あるようだ 入口にある火の見櫓
入口にある石碑群 明瞭な巡視路が延びる
尾根の南側を巻く 標高640m付近。道が怪しくなる
分岐標識はあるが道は薄い 標高670m付近。道の判別はほぼ不能に
でも標識はある 目印を頼りに巻き気味に登っていく
森山最高点。何も無い 森山三角点。最高点より明らかに低い位置
三角点名か? 北側に送電鉄塔あり
東へ適当に下る 巡視路に合流
巡視路入口到着 右側の石垣の向こうが駐車余地


 長野県内の地形図記載の山で未踏の山のうち、木曽、伊那では残り2山となっている。そのうちの一つが森山。場所は遠山郷市街地の里山。地形図では登山道は描かれていないが山頂を送電線が通っているので送電線巡視路があるに違いない。それを使えば簡単に登れると予想した。難点は長野市内から遠い場所にあり、おいそれと向かう気になれない場所だということ。南ア深南部のどこかに登った帰りに立ち寄るのが効率がいいのだが南ア深南部はさらに遠く、未踏の山は静岡県側しか残っていないのでこれまた機会が少ない。

 そんな中で池口岳南峰から千頭山に向かう機会があり、その帰りに温泉に立ち寄る前に登ることにした。しかし、幕営1泊2日で下山した直後にもう一山登るのは体力、気力が必要だった。時間も押していて千頭山から下山したのが午後2時半で、森山の登山開始は午後3時を過ぎそうだった。

 池山集落からカーナビに従って遠山郷市街地へ。送電線は森山を南北に横断しているので、そのどちらかもしくは両方から巡視路が上がっているはずで、まずはその場所を探す必要がある。最初は南側から探索。旧国道から細い路地に入り森山を左に見ながら上っていくが、送電線巡視路案内標識は見当たらない。左に入る怪しげな砂利道に入ってみたが砂利置場で巡視路への道ではなかった。

 車道は徐々に森山から離れてしまうが、送電線の北側入口へと向かうのでそのまま進む。森山の東側で尾根を乗り越えるが、何とここに巡視路入口があった。予想では送電線の真下付近だと考えていたが、実際には車道で標高が一番稼げる場所だった。ラッキー! 駐車余地もあるので車を止めても迷惑にはならない。念のためにヒルの忌避材を登山靴に吹きかけてから出発。

 巡視路に入るとすぐに火の見櫓が立っていて、その横には石碑群があった。すぐに杉の植林帯に入り、巡視路は尾根上を西へと進んでいく。標高が落ちて気温が上がり少し暑さを感じるくらいだが夕方が近づき人工林の中は既に薄暗い。太陽は出ているが斜面の反対側に隠れている影響か。念のためにヘッドライトは持ってきているが、まさか標高差200mでは暗くなる前に戻れるだろう。

 傾斜が出てくると尾根の南側を登るようになり、それと同時に巡視路が薄くなってきた。ただし日当たりの悪い深い人工林で地面付近の植生は皆無でどこでも歩ける。標高670m付近からは踏跡が分からないほどに薄くなったが青い目印が導いてくれる。それに登りは高い場所を適当に目指しても山頂に到着するので神経質になる必要はない。しかし疲れた状態では体力的にはきつい。かなりのスローペースで登っていく。

 テープは南斜面を斜めに誘導し、山頂と思われる場所より南側に回りこみ、南へ下った場所にある送電鉄塔に誘導しているようだ。テープから外れて最高点の方向を目指す。頭上には送電線が通っているはずだが人工林が濃すぎて全く見えないし、近くにあるはずの送電鉄塔も見えない。

 傾斜が無くなってだだっ広い樹林帯になった。周辺よりも明らかに高く最高点と思われた。三角点があるはずだと探したが見つからない。地形図で確認すると等高線の様子からして最高点よりも東にあるようだ。山頂にあると思った送電鉄塔も見当たらない。山頂部はだだっ広いので少しずれた位置にあるのかもしれない。相変わらずの濃い樹林で送電線も鉄塔も見通すことはできない。

 だだっ広い尾根の東方向への僅かな下りで広場が登場、そこに三角点があった。先ほどの場所の方が明らかに高いが、10m毎の等高線では差が表現できない標高なのだろう。山頂標識は皆無で登山として登る人はいないようだ。樹林を通して鉄塔の足元付近だけが北側に見えていた。

 山頂付近の巡視路はほぼ判別できない薄さなので、だだっ広い尾根を東へと適当に下ることにした。尾根が収束すると南側に踏跡が登場、やっと巡視路らしい場所に変わった。あとはそれに従うだけ。下りは疲れの影響もほとんど無く快調に歩き、巡視路入口に到着。

 これで南信の地形図記載の山で残りは高遠の三界山のみとなった。

 

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